「労務対策セミナー」へのご参加ありがとうございました!
7月26日(水)に行われた、労務対策セミナーの様子です。
今回のセミナー講師は、社会保険労務士の野村安弘先生です。今改めて問題になってきている、「過重労働と時短」について、多くの事例を基に具体的なお話をお聞きすることが出来ました。
会社としては、『指示していないのに勝手に残業していた』といっても注意しない事が問題で、暗黙の指示ということになり、労働時間に当てはまる場合があるということでした。
事務所で昼休み(12~13時)の休憩時に来客当番をさせているのも労働時間に含まれるそうです。
残業代を賞与に含めて払っているというのも通用しないそうです。
われわれ中小零細企業においては、特に認識が甘くなっているサービス残業のことや、労働基準監督官の調査の実情など興味深いお話もありました。
労務の対策ポイントは、「労働時間を管理すること」だそうです。
年間あるいは月間の労働時間を決めて、時間外労働をはっきりさせる、そして「逆算方式」で賃金の体系を見直して、残業代をはっきり分けて算出する。
そうして、使用者と労働者のお互いが納得して、適正な労働時間を守っていくことがこれからの時短の問題に対するひとつの解決策ではないかということでした。