桃栗経営

桃栗経営

桃栗経営のすすめの表紙


弊社で提唱している「桃栗(ももくり)経営」とは、「桃栗三年柿八年」の諺と「会社経営」とを掛け合わせた造語です。

3年先、5年先、10年先を見据え、将来に渡って大きな果実を得るため、未来の種を蒔きつつ、桃や栗を育てるように長い年月をかけて地道にコツコツと取り組む経営、またそれによって、関わるすべての人が幸せになる経営」を意味します。


逆に言えば、小手先のノウハウやテクニックに依存した、近視眼的な経営ではないということです。

短期的な利益やお金を目的として経営すると、一時的に儲かっても長期的には儲からない可能性がありますし、結果として組織が存続できなければ、そこで働く人たちを守れません。

一時的・刹那的な幸せではなく、長期的に繁栄し、自分を含めた関わる人たちの人生が末広がりによくなっていく、または、時が経つほどに幸福度が増していく。

それが、桃栗経営のベースにある発想です。


したがって、そこで働く人を大切にし、じっくりと時間をかけて育てる必要があります。

人の成長と共に果樹を植える農場(=組織)を拡張すれば、将来得られる果実も増えるでしょう。

つまり、人を大切にし、人が育つのが桃栗経営なのです。


そして実は、これに相対する造語があります。

それが、「刈り取り経営」。

目先の欲求を満たすべく、ちょっとでも実がなっていればすぐに刈り取る、今の畑(=市場)で実が取れなくなったら次の畑を探し、そこでまた刈り取る……そんなイメージです。


刈り取り経営であれば、最悪、一時的な寄せ集めのメンバーでもよいし、刈り取り作業が終了して人が余れば、解雇すればよい。

短期的な利益が目的なので、そこで働く人は手段でしかありません。


「桃栗経営」と「刈り取り経営」。

前者は末広がりの人生なのに対して、後者はまさに狩猟型で、一時的な欲望を満たすことの繰り返しです。

どちらの人生を望むのかは人それぞれの価値観なので、否定すべきものではないでしょう。


ただ少なくとも私(安野)は、桃栗経営的な価値観に魅かれますし、仕事でもプライベートでも、そういった価値観の人と深くお付き合いしたいと願っています。

刈り取り経営的な考えの方々に、われわれから提供できる価値は特にありませんし。

したがって、これからも「桃栗経営」を弊社の価値観として発信していくつもりです。

そしてその一環として、『桃栗経営のすすめ』という小冊子(=ももくりシリーズ全4巻)を製作・無料配布しています。

ご希望の方には送付いたしますので、お問い合わせフォームよりお申込み下さい。(*送料はご負担いただきます)

*以下、ももくりシリーズの紹介となります。


桃栗経営のすすめ 1巻

「桃栗経営のすすめ」 ~リーダーのための50のヒント~

第一章 マーケティング編

1.競争戦略の本質
2.何によって「価格」が決まるのか
3.「まずは何を捨てるべきか」を考える
4.噴水効果とシャワー効果
5.中小企業は「人がすべて」です
6.「顧客第一主義」の二つの視点
7.「エコーロケーション」で現在位置を確認する
8.「割れ窓理論」を会社経営に応用する
9.「付加価値」の本質
10.会社経営は登山の如し
11.無駄を削ぎ落として足枷を外す
12.商売繁盛のコツは「後引く味」
13.成功者は応援され上手である
14.楽して儲かる方法は?
15.大切なのは「バランス感覚」です
16.中小企業が目指すべき「年輪経営」

第二章 マネジメント編

17.リーダーに求められるもの
18.「さざれ石」のような組織
19.「ナマズ効果」で緊張を織り交ぜる
20.「他人の個性」は変えられないもの
21.箱根駅伝に思うこと
22.最大の無形資産とは
23.「当たり前」のレベル
24.それって成長?それとも・・・膨張?
25.その船はどこを目指しているのか
26.「実力差」とは「実行力」の差である
27.「植えられた場所で咲く」ということ
28.「慣性の法則」の二つの側面
29.優れたリーダーの条件とは
30.「肩書き」の意味するところ
31.人間関係を立体的に捉えてみる
32.「根の部分」を意識する

第三章 自己成長編

33.高く跳ぶために
34.「やるかどうか」の判断基準
35.成功の先にあるもの
36.自然性の人生を歩む
37.時間の棚卸しをする
38.深堀りして直径を広げる
39.稲の生き方に学ぶ
40.支点を固定してレバレッジを効かせる
41.情熱に年齢は関係ない
42.「バタフライ効果」で人生が劇的に変わる
43.「言葉選び」にフォーカスしてみる
44.「夢」は、あってもなくてもよい?
45.「継続」するための秘訣とは
46.陰と陽は表裏一体である
47.「モチベーション」という燃料を補充する
48.読書を継続することの意味
49.「実践」しなければ、知らないのと同じ
50.「自分株式会社」という発想

桃栗経営のすすめ 2巻

「桃栗経営のすすめ ②」 ~次世代リーダーへの50のメッセージ~

1.「誰とつながっているか?」が、人生の質を決める
2.「成功するアイデア」の生み出し方
3.人の魅力はどこから生まれるのか?
4.「楽をする」ことの本当の意味
5.使ってはいけない、「どうせ無理」という言葉
6.自分の成長は、誰かの幸せにつながっている
7.ノリと勢いで、世界観を広げていく
8.少数派で生きていく覚悟を決める
9.自らアクションを起こし、環境をつくり上げていく
10.思考を深めるべく、ボキャブラリーを増やす
11.「謙虚」と「感謝」で心を鍛える
12.自分のなかの「忙しい」を疑う
13.「だからこそ」を口癖にしてみる
14.「評論家」ではなく「実践家」を心がける
15.「やると決めてからやるまでのスピード」を意識する
16.これから(=未来)が、これまで(=過去)を意味付ける
17.行動による「学び」をピンボケさせない
18.人生は、螺旋階段の如し
19.「忙しい時こそ冷静に」を心がける
20.「無料」に潜むリスクとは?
21.「先延ばし病」をどのように克服するか
22.アウトプットとインプットの好循環をつくり出す
23.「検証」から目を背けてはいけない
24.成功者の泥臭い部分にこそ学びがある
25.「いい人」と、「嫌われたくないだけの自己中心的な人」とは、紙一重
26.意識の「隔たり」をどのようにして乗り越えるか?
27.抽象論でぼかすのではなく、個別具体的な行動を!
28.檻の中から一歩踏み出し、まだ見ぬ世界へ!
29.「失敗」を定期付け、解釈を変えていく
30.自分の心に火をつける方法
31.組織は「ノーム」に従って動く
32.最終的には「なにくそ根性」があるかないか
33.「GIVE」のスタンスが人を成長させる
34.実はあなたも私も、グルグル回っていた!?
35.生産性向上の鍵は、「メンバー同士のつながり」の深さ
36.「集めたもの」ではなく、「与えたもの」だけが残っていく
37.「目線を上げる環境」は、自分でつくり出すもの
38.これからの時代のキーワードは、「囲い込み」よりも「共感・共鳴」
39.空白の「未来」を、何によって埋めるのか?
40.幸福感を高めたければ、主体的な行動を!
41.無理はせず着実に、「1日1%」の成長を目指す
42.「すべてが大事」という発想の落とし穴
43.「縦のつながり」が、ブレない人生を可能にする
44.逃げれば追いかけてくるのは、熊も仕事も同じ
45.空気が読めても、行動しなければ意味が無い
46.「やむにやまれぬ思い」が人を動かす
47.「オヤジ化」を防ぐために気をつけたいこと
48.「経験」は、「挑戦した数」によって積み上げられていく
49.これからの時代は天邪鬼な方がいい?
50.経営者が果たす役割の大きさについて

桃栗経営のすすめ 3巻

「桃栗経営のすすめ ③」 ~人と組織が成長するための45の視点~

人の成長編

1.人生という大海を漂流しないために
2.逆境に対する「反応差」が運命を分ける
3.学びの質と量は、「受け手」の姿勢で決まる
4.自分の機嫌は、自分で選択できる
5.「学んだ人には学んだ責任がある」という教え
6.「相対評価」と「絶対評価」、どちらの人生を選びますか?
7.これから出会うすべてが、「自分自身」をつくっていく
8.プロとしての「屠龍技(とりょうのぎ)」を磨く
9.常日頃、どんな言語を回していますか?
10.「停滞期」は、次なるブレークスルー(=成長)への準備期間」
11.「やる気」は後からついてくる
12.いま起きているのは、未来の自分に必要なこと
13.「1人称の視点」を持つことで、世の中の見え方は変わる
14.それは人のためか?それとも自分のためか?
15.「粘り強さ」を手に入れ、自分を諦めない
16.今日一日、自分のベストを尽くしたか?
17.人生を肯定的に過ごしたいなら、「感謝のサンドイッチ」がおすすめ
18.「覚悟」とは、「何が起きても向き合っていく」と心に決めること
19.たった一つの情報で、見え方は変わる
20.「ソーシャル・ディスタンス」を保ち、「マインド・ディスタンス」は縮める
21.筋力(=変化耐性)を身に付けるために、まずはリハビリ(=ほんの少しの変化)から
22.「聴く」は「話す」以上に奥深い
23.大事にしたいのは、「共に成長している」という感覚

組織の成長編

24.「意味」を与えなければ人は動かない
25.「わりきらない経営」を目指す
26.真の「働き方改革」とは、「ワーク・ライフ・インテグレーション(=統合)」
27.商売において忘れてはならない、たった一つの問い
28.売っていることを知らない、という盲点
29.そびえ立つ「屋久杉」のような会社を目指しましょう
30.中小零細企業に求められる「雑草魂」
31.「頑張る木こり」になっていませんか?
32.社風の良さは、感動を生み出す
33.プレイヤーと指揮者とは、まったくの別モノ
34.最初のズレが、大きなズレを招く
35.経営は、ジグソーパズルに似ている!?
36.「原因」と「結果」の間に存在する「縁の力」
37.目指したいのは、人の想いを感じる集団
38.弱者にとって、激動期こそが大きなチャンス
39.社内に、どんな川が流れていますか?
40.どうしてあなたのところで買わなければならないのか?
41.記憶に残るのは、「幕の内弁当」ではなく「牛肉どまん中」
42.中小企業は、「ベストセラー」よりも「ロングセラー」を
43.「幸福度」と「生産性」はつながっている!?
44.時代の急流ポイントを乗り切りましょう
45.仕事の本質は、「収穫」ではなく「種まき」

桃栗経営のすすめ 4巻

「桃栗経営のすすめ ④」 ~リーダーのための45の思考~

第一章 経営者編

1.これからの時代、中小企業の生きる道とは?
2.「意味を与えられた場所」に人は集まる
3.ナンバー1になれるオンリー1の場所を獲得する
4.停滞しなければ元気が出る、元気があれば何でもできる!
5.「円」を「ありがとう」に置き換えてみる
6.外(=市場)に向けて働きかけているか?
7.経営者の役割の一丁目一番地とは?
8.地域貢献の活動は「偽善」でもよい!?
9.「ビジョン」と「ストーリー」の威力、恐るべし
10.経営者やリーダーは、ガラパゴスに学ぶべし
11.お客様の「情緒的体験」を増やすという発想
12.映画も経営も「組合せ」にこそセンスが現れる
13.「逆算」か「成り行き」か、それが問題だ

第二章 マネジメント編

14.「トータルでの幸せ」に意識を向けるのが、リーダーの役割
15.給料は「会社」ではなく「お客様」からいただいている
16.自分の型(フォーム)で対価以上の価値を渡せるのがプロ
17.「タイパ」もいいけど、もっと大切なのは「待つ」こと
18.叱る際の判断基準はありますか?
19.人は、いつも見ているもの(=環境)に心が似ていく
20.いまの職場は天国か?それとも‥
21.教える側のやる気は邪魔になる!?
22.「やらないといけないからやる」のが訓練の本質
23.「習慣」から入って「性格」に至る
24.「人から見られた自分」が自分

第三章 自己成長編

25.「面倒くさい」の感情から、どんなメッセージを受け取るか?
26.常に評価されていることを忘れない
27.「時間がかかるからラッキー」という世界認識
28.「投資」と「投資もどき」との差は、変化したかどうか
29.「丁寧道」のすすめ
30.目の前の仕事を「やりたいこと」にするという発想
31.どんな物語を生きるかで人生は変わる
32.「全集中!」で力を発揮するための環境づくり
33.「今しかできない経験」の最大化を
34.「恩感力」が成長や成功を呼び込む
35.不安の反対は「安定」ではなく「ワクワク」
36.「ないものねだり」ではなく「あるもの活かし」で行動を
37.「考える」をシンプル化しすぎぬように
38.人生の投資家として日々の「投資」を行う
39.「可視化されにくい能力」で参入障壁を築く
40.観察力で解像度を高めれば、地味な毎日でも世界が変わる
41.言葉は思考のボトルネックである
42.「サンクコストの呪縛」を逆手に取る
43.真の働き方改革は「作業」を「仕事」に変えていくこと
44.「食べ物」と同じく「情報」も断食しましょう
45.「好きを仕事に」の本質とは?

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